ヴィンチェンツォは韓国の連続ドラマでNETFLIXでも
2021年2月20日から世界同時配信されたドラマです。
私がNETFLIXの中でもっとも好きな作品です!
今日はそんなヴィンチェンツォの魅力を思いっきりお伝えしていきます!
ヴィンチェンツォNETFLIXドラマのネタバレとは?
物語はイタリアから始まります。
主人公 ヴィンチェンツォ・カサノ は、イタリアマフィアの顧問弁護士。
ただの法律家ではありません。
組織の参謀のような存在で、
必要ならば敵の処刑の判断すら下す、非常に危険な男です。
マフィア弁護士、韓国へ帰還
スーツを着こなした冷静沈着な弁護士。
しかしその内側には、マフィアの掟で生きてきた冷酷さが潜んでいます。
そんな彼が韓国へ戻ってきた理由は、正義でも祖国への郷愁でもありません。
目的はただ一つ。
クムガ・プラザの地下に隠された金塊を回収すること。
その量はなんと 約1.5トン。
まさに一生遊んで暮らせるレベルの宝です。
しかしこの計画は、思わぬ形で狂っていきます。
クムガ・プラザという変人の巣
ヴィンチェンツォが拠点にしたのは、ソウルの古びた雑居ビル
クムガ・プラザ。
そこにはとにかく個性的すぎる住人たちが住んでいます。
■イタリアレストランの店主
■ピアノ教室の先生
■軽食店(スナックバーの店主
■テコンドー道場の館長
■クリーニング屋
■ダンス講師
■質屋の店主
まるで古い商店街のような雰囲気。
マフィアの世界で生きてきたヴィンチェンツォにとっては
「なんだこの騒がしい連中は…」
という感じです。
しかし物語が進むと、この住人たちが
とんでもない戦力になっていきます。
ホン・チャヨンという強烈な弁護士
ここで登場するのが
ホン・チャヨン
という女性弁護士。
テンションが高く、毒舌で、勝つためなら手段を選ばない人物。
最初は巨大法律事務所ウサンに所属し、バベルグループ側の弁護士でした。
しかし彼女の父
ホン・ユチャン
は、バベルの不正を追及する正義の弁護士でした。
父の死が復讐を生む
ホン・ユチャンはバベル製薬の不正を暴こうとしていました。
その結果、邪魔者として
殺されてしまいます。
この事件が物語の大きな転機になります。
チャヨンは父の復讐を誓い、
ヴィンチェンツォと手を組みます。
ここからドラマは
コメディ要素のあるドラマ → 完全な復讐劇
へと変わっていきます。
チェ・ミョンヒという狂った悪徳弁護士
バベルの側にはもう一人恐ろしい人物がいます。
それが
チェ・ミョンヒ
です。
元検事で、現在はバベル側の弁護士。
テンションが高く、どこかコミカルな人物に見えます。
しかし実際は
・殺人の指示
・証拠隠滅
・権力の悪用
を平然と行う非常に危険な人物です。
ホン・ユチャン殺害にも深く関わっています。
バベルの本当の怪物
最初、バベルグループの会長は
チャン・ハンソ
だと思われていました。
しかし途中でとんでもない事実が明らかになります。
実は黒幕は別にいました。
それが
チャン・ジュヌ
です。
チャヨンの事務所で働く新人弁護士。
明るくて少し頼りない若者。
しかしその正体は
チャン・ハンソク(チャン・ハンソの実の兄)
バベルグループの真の支配者でした。
つまり
新人弁護士 → 財閥の怪物
という衝撃のどんでん返しです。
しかもハンソクは極めて残酷な性格で、人を殺すことにもまったく罪悪感がありません。
この真の悪役が暴かれるシーンは
ヴィンツェンツォ最大級の名シーンです。
クムガ・プラザ住人たちの覚醒
ヴィンチェンツォとチャヨンがバベルと戦い始めると、
クムガ・プラザの住人たちも協力するようになります。
最初はただの商店主だった彼らが
・潜入
・尾行
・偽装
・情報収集
などをこなすようになります。
特にテコンドー道場の若者たちは
完全に 潜入部隊。
気が付くと
町の住民 vs 巨大財閥
という面白い構図になっています。
この展開が非常に爽快です。
ヴィンチェンツォの過去と怒り
ヴィンチェンツォ・カサノという人物を理解するには
彼がどんな人生を歩んできたのかを知ることがとても大切です。
彼は最初から冷酷なマフィアだったわけではありません。
もともとは韓国で生まれた普通の少年で
本名はパク・ジュヒョンといいます。
しかし幼い頃、家庭の事情で母親と離れ離れになり
孤独な環境で育つことになってしまいます。
そんな彼の人生を大きく変えたのが
イタリアのマフィアのボス、ファビオ・カサノとの出会いでした。
ファビオは彼を養子として引き取り
「ヴィンチェンツォ・カサノ」という名前を与えます。
裏社会の人間ではありましたが、ファビオはヴィンチェンツォを大切に育て
教育を受けさせ、法律を学ばせました。
こうしてヴィンチェンツォはただのマフィアではなく
法律の知識を持つ非常に優秀な人物へと成長していきます。
大人になったヴィンチェンツォは
マフィア組織の顧問弁護士いわゆる「コンシリエーレ」として働くようになります。
この役割は単なる弁護士ではありません。
組織のトラブルを法律で処理し、敵との交渉を行い、
時には組織のために冷酷な判断を下すことも求められる立場です。
ヴィンチェンツォはその仕事を冷静にこなし
マフィアの世界で信頼される人物になっていきました。
しかし、彼の人生はある出来事によって大きく変わります。
それが育ての父ファビオの死でした。
ファビオはヴィンチェンツォにとって血のつながり以上に大切な存在でした。
孤独だった少年に居場所を与え、人生を作ってくれた人物だったからです。
その父が亡くなったことで組織の中のバランスは一気に崩れてしまいます。
後継者となった人物はヴィンチェンツォを信用せず
むしろ彼を危険な存在として排除しようと動き始めます。
こうしてヴィンチェンツォは命を狙われる立場となり
イタリアを離れて韓国へ向かうことになります。
韓国へ来た理由はクムガ・プラザの地下に隠された金塊を回収することでした。
しかし韓国は彼にとって
ただの仕事の場所ではありませんでした。
そこは彼が生まれた国であり
ずっと心の中に残っていた過去と向き合う場所でもあったのです。
韓国で彼は、自分の実の母親と再会します。
母の名前はオ・ギョンジャ。
ヴィンチェンツォは長い間、自分は母に捨てられたのだと思って生きてきました。
そのため再会してもすぐには心を開けず冷たい態度を取ります。
しかし時間が経つにつれて母が彼を捨てたわけではなく
守るために手放さざるを得なかったことを知ります。
母もまた長い間、息子を失った罪悪感を抱えながら生きてきました。
少しずつ距離が縮まり、二人はようやく親子として向き合えるようになります。
しかしその矢先、悲劇が起こります。
ヴィンチェンツォの母は
敵であるチャン・ハンソクの手によって残酷な方法で殺されてしまうのです。
この出来事はヴィンチェンツォにとって決定的なものでした。
それまでの彼は冷静で計算高い人物でしたが
母の死によって彼の中の怒りは完全に個人的な復讐へと変わります。
チャン・ハンソの悲しい最後
チャン・ハンソは、物語の中で最初に登場したとき
決して頼れる人物には見えません。
表向きはバベルグループの会長という立場にありながら
実際には兄であるチャン・ハンソクに
完全に支配されている存在でした。
人前では威張った態度を見せようとしますが
少しでも兄の気配を感じると怯えた表情になり
言葉も行動もすべて兄に縛られているような人物です。
視聴者から見ても、どこか情けなく、弱く、
財閥のトップというよりは操り人形のように見えます。
しかし物語が進むにつれて、彼の印象は少しずつ変わっていきます。
ハンソは決して残酷な人物ではなく
むしろ兄の狂気の中で生きるしかなかった可哀想な弟だった
ことが見えてくるのです。
チャン・ハンソクは権力と暴力で周囲の人間を支配する冷酷な人物ですが
ハンソはその恐怖の中で幼い頃から従うことしかできませんでした。
兄の機嫌を損ねれば自分も消されてしまうかもしれないという
恐怖の中で生きてきたため、彼は自分の意思で行動することができなかったのです。
そんなハンソが変わり始めたのは
ヴィンチェンツォと関わるようになってからです。
ヴィンチェンツォは兄とはまったく違う形の強さを持っていました。
恐怖で人を支配するのではなく、冷静な頭脳と覚悟で状況を動かしていく。
その姿を見て、ハンソは初めて
「自分も兄に支配される人生から抜け出したい」
と思うようになります。
最初は恐る恐るヴィンチェンツォに近づきますが
やがて彼を信頼し、兄貴になってと頼み、酒を交わし
自分の立場を捨ててでも兄に立ち向かう覚悟を決めます。
ハンソの魅力はこの変化にあります。
最初はただの弱い弟に見えた彼が
少しずつ勇気を持ち、自分の意思で行動し始めるのです。
ヴィンチェンツォに協力することは、彼にとって命をかけた裏切りでした。
それでも彼は自分の人生を兄の支配から取り戻そうと決意します。
そして物語の終盤、ついにその瞬間が訪れます。
ハンソクがヴィンチェンツォを殺そうとしたとき、
ハンソは迷わず拳銃に飛び掛かりヴィンチェンツォを助けます。
これまで兄に怯え続けてきた彼が、初めて兄に逆らう瞬間でした。
恐怖に震えていた弟が、初めて自分の意思で行動した瞬間でもあります。
しかしその代償はあまりにも大きいものでした。
「お前なんか生まれて来なければよかった」
そうかっこよく兄に告げたものの
ハンソクは迷うことなく、弟を撃ちます。
ハンソは撃たれながらもヴィンチェンツォの方を見て
どこか安心したような表情を浮かべます。
長い間、兄の影の中で生きてきた彼にとって
その瞬間は初めて自分の人生を選んだ瞬間だったのかもしれません。
チャン・ハンソの死は、このドラマの中でも特に切ない場面の一つです。
彼は悪役として登場した人物でしたが
最後には兄の狂気に立ち向かい、自分の意思で行動した人物でもありました。
弱く見えていた彼が、最後の瞬間には誰よりも勇気ある選択をしたことが
彼の物語をより印象的なものにしています。
ヴィンチェンツォにとっても
ハンソの死はただの敵の一人の死ではなく
権力と暴力に歪められた人間の悲しい結末として深く心に残る出来事でした。
さてここからが見せ場!!
後半の記事へ続きます。

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